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 夜は麻雀、土日は中央競馬。典型的なギャンブル学生だった私が、平日の隙間を埋めるべく多摩川競艇、京王閣競輪、立川競輪、西武園競輪に吸い寄せられたのは〈必然〉なのだろう。
 昔の京王閣は現在のような豪勢なスタンドなぞなく、〈特観〉に類するのが100円、200円、300円のゴール前の粗末な指定席だった。場内にはテレビも少なかったから、選手がゴールするや客はテレビに向って走らねばならない。息せき切って駆け集まり、今では考えられないような貧弱なスロー再生を凝視したものだ。
 昔の女子競輪の話は、競輪帰りの酒場の客や年配の元選手から聞いてはいた。モノクロ映画にセピア色の写真。そんな雰囲気の女子競輪は典型的な〈昭和の興業〉だったと記せば、お前に何がわかると叱られるか。
 彩り鮮やかな自転車のホイール、流線型のユニフォーム……。平成は漢字など使わない。命名〈ガールズ・ケイリン〉だ。加瀬加奈子が50連勝、100連勝してマスコミに引っ張りだこ。そんな〈絵図〉を夢想する私だが、それは無理がある。
 明日は〈ガールズ・グランプリ〉だ。
 

 
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